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青く輝く月の下で ~Under the shining B.L.U.E. moon~

創作発表板をメインの拠点にコードギアス二次創作やらオリジナル駄文、日々の雑記などを書き散らしていますの
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えふえっくすっ!

当ブログでも取り上げたことがありますF-X。もちろん、《外国為替証拠金取引》のFXではないですよ?

V.V.「そのボケは前に僕らがやったよ」

こりゃまた失敬。
F-Xは《Fighter-eXperimental》の略で、航空自衛隊次期主力戦闘機導入計画のことを指します。
2008年より順次退役(軍人や兵器などが現役から退くこと)しつつある航空自衛隊の《F-4EJ改》の代替となる機体を選定する今次のF-Xは『第四次F-X』と呼称されています。
2011年9月26日、防衛省は第四次F-X選定候補を
  • ユーロファイター タイフーン
  • マクドネル・ダグラス F/A-18E/F スーパーホーネット(ライノ)
  • ロッキード・マーティン F-35A ライトニングⅡ 

の三機で締め切りました。
この三機の中から11月までに第四次F-Xを選定するわけです。
これまでも述べてきましたとおり、HANA子は《ユーロファイター タイフーン》推し一本なんですが、こんなニュースが……。

次期主力戦闘機、F35が最有力候補に 米側が一部国産化容認
 航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の候補、F35ライトニング2について、米メーカーなどが防衛省に提出した提案書で、機体の組み立てや構成品の生産など一部国産化を認めていることが2日、日米関係筋の話で分かった。
 F35はステルス性を持つ「第5世代機」だが、日本国内の生産・技術基盤への貢献が少ないとみられることが、選考上のハードルとなっている。
 米側の条件緩和で、F35が最有力候補となる可能性が出てきた。

 F35は英米など9カ国の共同開発で、製造も開発国で分担するため、技術移転など日本の防衛産業が受けるメリットが疑問視されていた。年末までの選定に向け、メーカーの米ロッキード・マーチン社が巻き返しに出た形だ。

 FX選定には先月26日の締め切りまでにF35を含む3機種が応募し、提案書は計数千ページに上る。ライセンス国産は全体の3~4割が採算ラインとされるため、防衛省は、具体的にどの構成品が国産化できるかや、各企業の生産負担割合、国産化の開始時期などの分析を急ぐ。2020年代に課題となる次々期主力戦闘機の国産化も見据え、ステルス関連技術習得への貢献度も考慮されそうだ。
 F35は開発の遅れが指摘され、日本側が要求する平成29年3月末までの完成機の納入が不安視される。ただ、同社などが提案したのは、3タイプあるF35のうち、米空軍向けで最も開発が進む通常離着陸型のF35A。国防総省は運用試験が29年春にずれ込むとしているものの、空自側は、通常はパイロットを現地に派遣して行う運用試験の手順を変更し、同年3月までに完成機の引き渡しを終えた後に、日本国内で運用試験を行うことも検討している。

 FX選定をめぐり、空自は当初、中国のJ20(殲20)やロシアのT50など周辺国で進む第5世代機の開発を念頭に、ステルス戦闘機F22ラプターの導入に期待を寄せたが、米国の事情で断念した経緯がある。国内では先月末でF2の生産が終了し戦闘機生産ラインはストップ。FXの選定では生産・技術基盤の維持も重視されている。

     ◇

 ■次期主力戦闘機(FX) 航空自衛隊のF4戦闘機の後継機。F35のほか、米ボーイング社のFA18E/F、欧州4カ国で共同開発のユーロファイターが応募。年内に選定を終え、平成24年度予算案に4機の取得経費を計上、28年度中の完成機引き渡しを目指す。
msn産経ニュース 20011/10/3




V.V.「ところでさ、このF-Xってのは具体的にどういうことで行われることになったんだい?」

それ! 実にいい~質問ですね~! 

V.V.「モノマネはいいから話を進めてくれないかな」

……ノリ悪いなぁもぅ。
この第四次F-Xは冒頭にも言った通り、退役する《F-4EJ改 ファントム改》の代替となる防空戦闘機を選定する計画なんです。
んでは、その《F-4EJ改 ファントム改》とはどんな飛行機だったかと言いますと……。

V.V.「(あ、話が長くなる予感……)」

マクドネル・ダグラスF-4ファントムⅡはアメリカ海軍初の全天候型艦上戦闘機として開発された、第三世代ジェット戦闘機の傑作機です。
初飛行1958年。生産数5195機。50年以上の長きに渡って蒼穹を駆け続ける、空のベストセラーと言える戦闘機なんですね。
しかし、50年です。半世紀という時間とそれに比例する技術の進歩は容赦なくファントムの老朽化を露にします。
ファントム最後の戦場は中東でした。
1990年、イラクがクウェートに侵攻したことに端を発し、1991年に勃発した湾岸戦争がファントムにとっては最後の戦場となったんですね。
ファントムは最終派生型《F-4G》が参戦。ワイルド・ウィーゼル(敵防空網制圧任務を課される航空機の通称)としての任務につきました。
しかし周囲の第四世代戦闘機との性能の差はいかんともしがたく、この後米軍は総てのファントムを退役させたのでした。

さて、ところかわって日本です。
日本──航空自衛隊がファントムを採用したのは1966年です。この時の第二次F-Xにおいて《F-86F セイバー》の後継機として《F-4E》の日本仕様《F-4EJ ファントムⅡ》が配備されることになったわけです。
色々と性能的、運用的な問題もあったのですが、その後《F-15J/DJ イーグル》配備後もファントムは日本の空の守り手として飛び続けました。 
その後1989年に能力向上を企図した改修によって《F-4EJ改 ファントム改》として新生。現在に至るまで日本の防空を担っていたわけなんです。

V.V.「なるほどねぇ。とはいえ、最近だと第五世代ジェット戦闘機が台頭し始めているわけだし、もう延命も難しいってことなんだね」

そういうことなんですね。
ちなみに《F-4EJ》は日本では三菱がライセンス生産を行っていました。実はアメリカがライセンス生産を認めたのは日本が最初だったんですよ。

V.V.「へぇ~。つまり、このファントムは日本の空を守り、ライセンス生産によって日本の飛行機を作る技術をも守っていたってわけだ」

そうなんです……が。

V.V.「が? このニュースによると最有力のF-35も生産を認めるってあるし、万々歳なんじゃないのかい?」

ところがそういうわけでもないんですよね。
実は、F-35はまだ……

V.V.「まだ?」

まだ完成していなかったんだよ!

V.V.「な、なんだってーーー?!」

F-35は統合打撃戦闘機(JSF)として計画され、国際共同開発機として開発が進められました。
空軍・海軍・海兵隊の共通機、また各国各軍が使用する機体として、あらゆる問題の調整のもと開発が進められたため、計画コストは増し、開発は遅延していったわけです。
わかりやすく言うとですね、

A「あたらしいゲーム機を買うことにします!」
B「洋ゲーに強いゲーム機がいいな」
C「えー、ギャルゲー多いのが良いよ」
D「男はだまってFPSだろJK」
E「あ? 携帯でいいじゃん。ゲームできるっしょ?」


ってことです!

V.V.「そうか。わからん」

(わっかんないかなー?)つまり、それぞれ要求する性能が違ったり、そもそも国によって運用環境がガラっと変化することがあるわけですよ。
そういう要求のすりあわせをしていると当然時間がかかります。時間がかかればお金も余計にかかってしまうわけです。
そういうことでF-35の完成は大幅に遅れてしまうことになったんです。
結果、大元の米空軍ですら配備後のIOC(初期作戦能力)確定は2017年頃という事態になってしまったんですよ、これが。

V.V.「IOCってなにさ? オリンピック委員会?」

IOCは初期作戦能力と読みます。この初期作戦能力とは使用する機材(艦船・航空機・車輌など)が、配備可能な最低限度の状態であることを言うんですね。
つまり、完成して配備を始めたとしても実際に運用できる状態まで持っていくには2017年までかかるってことなんですよ。
しかもこれ、米軍での話ですからね。
他の国はそれよりもさらに遅れるってことなんです。

V.V.「……まじか」

さらにさらに! このF-35は“国際共同開発”なんです。
当然ながら、配備されるのはこの開発に参加した国が優先されます。

V.V.「日本は?」

していません!

V.V.「(ダメだなぁ……。なんていうか、本当にダメダメだなぁ……)」

この第四次F-Xは今年中(予定では11月中)に選定を終了し、2016年までに配備開始という計画なんです。
しかし現時点でもし第四次F-XがF-35に決定してしまったら、とても2016年の配備開始は難しい……いえ、ムリなんです。
そうなるとどうする? まだファントムを使い続ける?
とても現実的な対応とは思えません。
今、日本の周辺は非常にきなくさい事態に陥っているといって間違いではありません。
日本領海での不穏な動きは言うまでもありません。
中国の軍事大国としての台頭。その覇権主義の動き。
いつ暴発するか予測の立たない北朝鮮。
あいかわらず底の見えないロシアの暗躍。
そして、日本は仮想敵国と言ってはばからない韓国。
さらに言えば東アジアの火薬庫といって過言ではない南沙諸島の問題もありますね。
かかる事態において、国民と国土を守る態勢をいかに整えるのか?
理念だけでなく、行動によってそれを見せなければならないこの時期に、このようなことをしていていいのかとHANA子は思います。

さて、今年も残すところ3ヶ月となりました。
F-X選定まで後わずかなこの時期、軍オタとしてだけでなく……一国民としてその動向を注視したいと思います。

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 F-35なのか…………

 まだ完成していないなら、せめてあのずんぐりした格好悪いフォルムをなんとかしてください(´;ω;`)
 もうAV-8Jハリアープラスとかでいいじゃん(゜▽゜;)
 あとスホ~~~イいいよ、スホ~~~イ!!
 PAKFAもインド?と共同開発らしいから、それに乗っかってもいいし……
 空対空ミサイルは、イスラエルのライセンス生産で><

 てか国民第一の民主党o(`ω´*)o

 国民のこと考えるなら、ベルクト一択でしょ!!
[ 2011/10/04 00:50 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
>  F-35なのか…………
なんかエンジン組み立てもやらせてあげるよーとか行ってますしね。
多分、そうなっちゃうんじゃないかなァ

>  まだ完成していないなら、せめてあのずんぐりした格好悪いフォルムをなんとかしてください(´;ω;`)
>  もうAV-8Jハリアープラスとかでいいじゃん(゜▽゜;)
>  あとスホ~~~イいいよ、スホ~~~イ!!
>  PAKFAもインド?と共同開発らしいから、それに乗っかってもいいし……
>  空対空ミサイルは、イスラエルのライセンス生産で><
個人的な欲望丸出しっすねwww
まぁ気持ちはわかるwww
わかっちゃう辺り、あたしも大概だなぁと思わんでもないw

>  てか国民第一の民主党o(`ω´*)o
>
>  国民のこと考えるなら、ベルクト一択でしょ!!
いや、その意見はおかしい

まぁ気持ちはわかるwww
[ 2011/10/08 23:52 ] [ 編集 ]
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