ニ時間枠のドラマスペシャルで時代劇というのがなんとなくずいぶん久しぶりな気がします。
昔は年末年始とかでちょくちょくスペシャル時代劇ってやってたのになって。
今回の「遺恨あり~明治十三年最後の仇討」は明治期に実際に起こった事件を元に時代小説家の吉村昭先生が書かれた小説が原作ということで、前々から楽しみにしてたわけなんです。
どれくらい楽しみにしてたかというと……晩御飯作るのを忘れるくらい、とかw
吉村先生の本は何冊か読んでいるのですが、この原作「敵討」(新潮文庫)は読んでなかったわたしです。
この「敵討」は表題の「敵討」と今回の原作となった「最後の仇討」の二編で、どちらも敵討ちを題材にした本であるとか。
さっそくamazonで注文してしまいましたw
で、ドラマの方ですが……
藤原竜也さんが、うまい。
日常の無表情の演技と復讐にのめり込む鬼気迫る表情の演技。
北大路欣也さん演じる山岡鉄舟との鬼気迫る立会いのシーンも迫力があっていい。
そうそう、北大路欣也さんと言えば終盤で襲撃を受ける吉岡さん演じる中江判事を助けに入った時の殺陣!
わずか数分にも満たない殺陣だったんですが、やっぱり名優は素晴らしいな! 素晴らしいよ名優はっ! やはり貫禄があります。
脇を固める俳優さんが実力揃いってのは嬉しいですね。
かっこいい男の子が出演してくれるのは、それはそれで嬉しいのですけど、こういうシリアスな重いムードのドラマにムリにかっこいい男の子を割り込ませるのは違うと思うんですよね。
藤原さんはインタビューで、
「六郎は、生きる目的はただひとつ、仇討ちしかないという思いを抱く、孤独な青年。非常に深いテーマで難しい役どころですが、一つの思いのためだけにとてつもない人生を歩む六郎は、役者ならば誰でも絶対にやりたいと思う役」
とコメントされているそうです。
正にプロの言葉です。
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最後まで視聴した後の感想なんですが、ラストが少し冗長な気がしました。
なんとなく、そこはかとなく漂うテレ朝臭というか、そんな感じもありましたし。
逆に原作の方ではどうなってるんだろうという興味がわいたから、まぁいいかって気もします。注文した原作本早くこっちにこ~い的な意味で。
で、最後に訪れたかつての自宅で垣間見た幼い頃の自分と父母の幻影でドラクエ4のエンディングを思い浮かべた人、挙手! とか言ってみるテストw
アレ、モシカシテソンナノワタシダケ?

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