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青く輝く月の下で ~Under the shining B.L.U.E. moon~

創作発表板をメインの拠点にコードギアス二次創作やらオリジナル駄文、日々の雑記などを書き散らしていますの
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CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって] インターミッション 【セシル】part2



CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって] インターミッション 【セシル】part2です

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CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって] インターミッション 【セシル】part1

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CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって] インターミッション 【セシル】part1

───7,Jul,2018 新大陸・エドワーズ空軍基地

「いけそうですね、実用化」
「アハ。ま、そのつもりでやってるんだから当然だよねェ~」
ロイドさんはいつも通りの間延びした語尾で不機嫌を隠しているようだ。
そう、不機嫌なのだ。
「まだ拗ねているんですか?」
ハァとため息をついて、私は彼を振り返る。
ロイドさんは椅子の上ではなく、コンソールの上にどっかと腰を降ろし、あまつさえ膝を立てて座り込んでいた。
「お行儀、悪いですよ?」
「あ、また標的を一つ撃破したみたい。やるねェ~、スザクくん」
白々しいまでにわざとらしく、私の言葉を無視してみせたロイドさんに、私はもう一度ため息をついた。
もう、ずっとこの調子だ。正確には半年程前から・・・・・・ここ一月程は特に酷くて、ずっと拗ねた態度を改めないでいる。
困ったものね、と一人ごちる私。
だけど、本当に心から困っているのかと問われれば、特にそこまで困っているわけじゃないとも言える。そう答えると、スザクくんは困ったような顔をしながら苦笑したものだ。
うん、余計な事をしないで『ぶうたれて』いるだけなのだから酷く問題があるってわけじゃない。
ただ、スタッフの精神的健康の維持については多少支障があると言えなくもないというか・・・・・・。
日がな一日中上司が渋い顔をして拗ねているような職場で、スタッフ達が気持ちよく仕事をこなせるか・・・・・・という事に関しては、問題かもしれないと思う私なのだ。
「ねぇ、セシルくん」
なんですか? と応じる私。
「やっぱさ、アレよりボクのZ-01bの方がカッコイイって思わない?」
「クラブですか? でも、ヴィンセントだっていい機体だと思いますよ」
私がそう言うや否や、ロイドさんはぬぅっとそのしかめっ面を私の方へ向けた。
「いいやァ~、ボクのクラブの方が絶対にカッコイイし強いね。賭けたってかまわないよ! 大体ねェ・・・・・・」
また始まった。ロイドさんは呑んでもいないのに絡むイヤな癖がある。正直ねちっこくて困るのだ、これは。
ここは一発ビシっと行っておこうか? 私は大きく息を吸って、吐いた。
その時だ、ロイドさん話を遮るように鳴った電子音。それと共にモニターに映し出された文言を、オペレーターのカーライル兵長が読み上げたのは。
「オール・ターゲット、デストロイド。ミッションコンプリート。本日のテスト項目総ての終了を確認」
大きな声に話の初っ端を折られたロイドさんは、そのまま「うぐぅ」と押し黙ってくれた。
カーライルくん、グッジョブ。
彼には後で差し入れでもしてあげなきゃな、と私は胸の内で誓ったのだった。


CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって] インターミッション 【セシル】part1

【ぎあすあとがき劇場 咲世子におまかせ 篠崎咲世子篇その後のごにょごにょ】

【ぎあすあとがき劇場 咲世子におまかせ 篠崎咲世子篇その後のごにょごにょ】

投下終了と同時に私の横でV.V.様がが仰ったのです。
「ねぇねぇ、咲世子」
──なんでございましょう? と聞き返す私。

今日の晩御飯はHANA子さまに代わって私が用意したのでございます。
「ふむ。これがNABEMONOというものなんだね」
──本日は薬膳風煮込み鍋となっております。
「薬膳というと……異色道元とか言う人が作ったと言う……」
──そのボケはあまりにもムリがありすぎて面白くありませんね。V.V.様、25点でございます。
「キビシーなぁ、もぉ!」
──この薬膳煮込み鍋は鶏肉を一羽分まるまる使う以外に、漢方食材であるはすの実くこの実を使います。
「ふぅん。身体にいいの?」
──どちらも滋養強壮によく、とくにくこの実は目や肝臓、腎臓を強くするので日々の生活に疲れた現代人には最適な鍋物なのでございます。
「僕は働いていないから関係なさそうだけど」
いえいえ、と私は頭を振った。
──出番の遅れるあまり、毎夜のようにお酒に溺れるV.V.様の御身体を労わるためにご用意させていただきました、スペシャルメニューでございます。これでどうぞ御身体をお癒しくださいませ。
そして私はフフっと笑った。
──私の分などはご心配ご無用に願います。なにせ、もう先の第四話と今回の第五話において出番が来てしまいましたものですから。
一瞬だけの沈黙。
「亜qw背drftgyふじこlp;@:「!!!」
あらあらまぁまぁw 皇族ともあろうお方がなんてことでしょう! そんなたった一言で我を失い、壊れてしまうだなんて!!
フフフ、大丈夫ですよ。いつか出番まわってくるでしょうから。よろしいじゃありませんか。
私はゆっくりさせていただくことにします。何せ、出番が終ってしまいましたから!
「うがーーーーーーーーーーーーーー!!!」

CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって]その5   【篠崎咲世子】 part5

CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって]その5  【篠崎咲世子】 part5(最終話)です

CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって]その5   【篠崎咲世子】 part4

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CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって]その5   【篠崎咲世子】 part3

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CODE GEASS LOSTCOLORS [手をとりあって]その5   【篠崎咲世子】 part2

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プロフィール

HANA子

Author:HANA子
看護師をやってる似非腐女子

夢は
F22ラプターに乗った王子さまか、
JAS39グリペンに乗った皇子さまが
迎えにきてくれること
ついでに言わせてもらえば、
メビウス1はうちの婿

イメージ的にアーニャならしい2×歳

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