青く輝く月の下で ~Under the shining B.L.U.E. moon~

創作発表板をメインの拠点にコードギアス二次創作やらオリジナル駄文、日々の雑記などを書き散らしていますの
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ARTIFACT LEGACIAM 第ニ話 猫とマシン part2

ARTIFACT LEGACIAM 第ニ話 猫とマシン part2 です。


 ◎前回までのお話はこちら!
  第一話 聖夜の告白 part1
  第一話 聖夜の告白 part2
  第ニ話 猫とマシン part1

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ARTIFACT LEGACIAM 第ニ話 猫とマシン part1

鳥の鳴く声が聞こえる。
リビングの向こう、カーテンの隙間に薄い光が見えた。
朝がまた来た。
「なんでこんなことになっちゃったんだろうな」
何度目かもう数えていないその言葉を繰り返すユウ。夜が明ける程の時間が経ち・・・・・・けれど千歳は部屋に閉じこもったまま出てこようとはしない。
部屋に閉じこもって泣いて過ごしたいとはユウとて思わないでもなかった。しかしその誘惑に身を任せることを彼はしない。
できなかったと言い変えてもいい。

『わたしは、わたしはお兄ちゃんの妹じゃないッ! ホントは・・・・・・ホントの兄妹じゃないって、知っているんだからァッッ!!』

不破千歳は一緒に育ち、一緒に暮らしてきた家族──たった一人の血を分けた妹。そのはずだ。そのはずだった。
普通の、当たり前の家族だったと思う。天才少女と呼ばれ、他人と壁を作りがちなところはあったにしろ、それでも……
それでも、彼女は不破優作にとって当たり前の少女であり、妹であり、家族だった。そう思っていて、それを疑いもしなかった。疑おうなんて意識が働いたこともなかった。
だけど彼女は確かに言ったのだ。自分とユウは本当の兄妹ではないと、家族ではないと言ったのだ。そして、自分だけがそれを知らされないできたかの様にユウに告げた。
ユウにはなんのことだかさっぱりわからなかった。知らなかったのは自分の方だと絶叫したい気分だった。頭の中で言葉が渦を巻き続けている。ただただ同じ言葉ばかりが繰り返し響いてくる。
「なんでこんなことになっちゃったんだろうな」
同じ言葉を繰り返すユウを慰めるかのように、寄り添うカイアが彼の頬を舐めた。
ザラザラの舌の感触が心地いい。
「大丈夫、大丈夫だよカイア」
そう言いながらユウは、止めはしないでカイアのしたいように身を任せている。
ふと気が付いたことがある。
『あぁ、あの時と同じだ』
あの時もカイアがユウの頬を舐めていた。
半年前のあの夏の日も──同じように。


ARTIFACT LEGACIAM 第二話 猫とマシン part1


 ◎前回のお話はこちら!
  第一話 聖夜の告白 part1
  第一話 聖夜の告白 part2

ARTIFACT LEGACIAM   第一話 聖夜の告白 part2

ARTIFACT LEGACIAM   第一話 聖夜の告白 part2 です。

ARTIFACT LEGACIAM   第一話 聖夜の告白 part1

「僕は父さんみたいにはなれないよ」
そう言うと父さんは少し寂しそうに──微笑んだ。
なぜ?
その微笑の意味がわからなくて僕は憤った。
「僕は父さんみたいにはなれないよ」
だから同じ言葉を繰り返す。同じ言葉を繰り返したんだ。
僕は父さんみたいに強くない。
僕は父さんみたいに何でも出来たりしない。
僕は父さんみたいに誰かに──
視界がぐらりと揺れた。見えてる物の総てがおかしな感じに滲んでいく。
まるで描いたばかりの絵に水をぶちまけたように一切合切が形を失って交じり合っていった。
だから僕の言葉は遮られてしまったのだ。
けれど、僕はほっとしていた。その言葉を口にしようとした時、僕は後悔していたのだから。
僕は父さんみたいに誰かに必要とされてるわけじゃない。
それを口にしてしまったら、父さんは僕を許してくれないような気がしたのだ。
「────」
父さんが何かを言った。
何? 何て言ったの? 父さん、聞こえない。父さん、わからないよ!
「────!」
さっきよりも少し強い感じで父さんが何かを言った。でも僕には聞こえない。
僕には何も、届かない……。


ARTIFACT LEGACIAM    第一話 聖夜の告白
プロフィール

HANA子

Author:HANA子
看護師をやってる似非腐女子

夢は
F22ラプターに乗った王子さまか、
JAS39グリペンに乗った皇子さまが
迎えにきてくれること
ついでに言わせてもらえば、
メビウス1はうちの婿

イメージ的にアーニャならしい2×歳

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